〜留学体験インタビュー第1弾〜”いちから勉強して何か自分らしさを活かせる専門職に就こうと思い学生になろうと思いました”

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Regent International の Diploma in Horticulture Level 5 をまもなく卒業される育美さんに学校に入学される前のこと、そして卒業までのみちのり、最後に未来のプランについてインタビューしました。Horticultureという言葉は日本ではあまり聞きなれない英単語だと思いますが通常、園芸と訳されています。そこでここでは園芸コースと紹介させていただきます。Regent Interna-tionalの園芸コースでは、88週間をかけて園芸とランドスケープについて学びます。現在中山さんは30代、オークランドのPalmersというガーデンショップのRemuera(リムエラ)店で日々楽しくお仕事をされているようです。それではさっそく中山さんのお話しをご紹介してまいりましょう。

プロフィール

2005-2008 オーストラリア (学生ビザ+ワーキングホリデー)
2008 学費のため、アルバイト
2009-2011 理容美容専門学校
2011-2013 理容店勤務
2013 ニュージーランド渡航
2013-2014 現地企業 (4カ月インターンシップ。その後、就職)
2014-2016 Regent就学
2015.10月からPalmers就職

ワーキングホリデービザでニュージーランドへ渡航、 その後リージェント・インターナショナル入学へ

まずはお願いしていたAgentのアドバイスに従い3週間だけ英 語コースに通い、その後、有料のインターンシップに申し込みました。
インターンシップは無給でしたが ホームシアターなどを取り扱うエレクトリック系の会社で3カ月~ 4カ月程お仕事をし、そこでボスから『今のポジションに応募してみたら』とアドバイスを受け行動を起こしました。
最初はワークビザをサポートしてもらえるという話だったのですが 最後の最後でワークビザのサポートができないと告げられ、その時点でワーキングホリデービザの残りが1カ月となっていました。
違う国へ行くという選択もありましたが、ニュージーランドに残ることを決めました。いちから勉強して何か自分らしさを活かせる専門職に就こうと思い学生になろうと思いました。Agentに相談したところ、よく私のことを理解してくれていた担当者から、『園芸コースというのがあるんだけど 育美さんに合っているんじゃない?』と紹介されたのが Regent Internationalの Diploma in Horticulture Level 5 でした。
まずは学校見学をしましたが、 学校見学をした時には気持ちはもう決まっていました。

 

 

就学中のあれこれQ&A

学校以外でお仕事を始めたのはいつからですか。

園芸コースの最初の1年目が終わって、2年目に入ってからでした。会社はPalmersで、今も仕事をしているので7カ月くらいになります。

どのようにしてそのお仕事をみつけましたか?

学校にPalmersでお仕事をしているインドのクラスメートがいたので話しかけて、『求人はあるの?』、『どんな仕事をしているの?』、『働いていて楽しい?』というような感じのことを質問してみました。そしたら『楽しく働いているよ』という返事。ちょうど求人があるということだったので、空いた時間にお店を見に行ってみました。
いいなと思ったので、まずはCV (履歴書)を準備しました。それからRegent Interna- tionalの園芸コースを卒業した日本人の方もそこでお仕事をしていたので、その方のボス(上司)を紹介してもらい、学校のスタッフの一人に面接でのアピールの仕方などを教えてもらって面接に臨みました。
一所懸命作ったCVでしたが面接中も面接官がそれをみることはなかったのがおもしろかったですね。
英語のスピーキング面をカバーするために、質問された内容に答えられるように英語が堪能なフラットメイトに手伝ってもらって何度も練習をして面接に臨みました。
そのおかげか面接を終え採用となりました。

仕事をみつけるにあたり工夫したこと、苦労したことはありましたか?

CV(履歴書)を作るのに時間がかかりました。フラットメイトはNZ滞在歴が長いし、NZで大学も卒業しているのでいろいろとアドバイスをしてもらいました。また学校や他のKiwi(ニュージーランド人)の知り合いにもアドバイスをもらってつくりあげました。

現場での実際の仕事をしている中でRegent Internationalで学んだことで役に立っていることはあります か?

現場ではまだまだ知識が不十分な場面もありますが、学校で学んだ基礎を知っているのでお客様に答える基になっていると思います。また職場のベテランの方から学ぶ時も専門用語が理解できることも役に立っています。

園芸業界で働いていて楽しいこと・たいへんなこと。

私がこの仕事がいいなと思うところは、毎日が一緒ではないところです。毎日毎日、新しい知識が増えていくし、なるほどと思えるんです。1日として同じ日がないのがあきがこなく、それがこの仕事の醍醐味のように感じます。まだまだ少ない知識ですがその中でお客様にアドバイスができ、そのアドバイスを喜んでくれたり、ちょっとした会話の後ににこにこ笑顔でお店を出られるお客様の姿を見たり、お客様の役にたったと思える時はうれしいですね。仕事を始めてKiwi (ニュージーランド人)は老若男女かかわらず、本当にガーデニングが好きな国民で彼らにとってはガーデニングは癒しなんだと気づいたので、そんなニュージーランドでこの仕事に就けることがすごくうれしいです。たいへんだと思うのは、国際色豊かな職場で日本人の感覚で仕事をしていると、なんでそういう仕事をするんだろうかと思うようなこともあり、不満が出てくるので、これも異文化と受け入れることも必要だと感じています。この人たちはこんな風に働くんだという事を受け入れることができるようになる前は不満がでることもあったけど、今は国際色豊かなスタッフの一員として働ける喜びを感じています。ミスコミュニケーションがあるとさらに英語をがんばろうというモーチベーションになりますね。天気にとても左右される仕事なので、突然降った雨の後の澄んだ空気や心地よい風がきもちいいんです。美しい夕焼けは頑張って働いた後のごほうびのように感じられます。

 

人物

”お客様の役にたったと思える時はうれしいですね”

在学中、お仕事と学校の勉強を両立させるために工夫していたことはありますか?

仕事を始めたばかりの時は慣れていないので両立がたいへんでした。仕事の後に学校の課題をすると寝るのが遅くなり、次の日がたいへんなので、早く寝て朝課題をするとか、その日のスケジュールに合わせてやりくりをしていました。
午前中の方が頭がさえているので、英文を考える必要がある課題を午前中に済ませ、頭が疲れた午後は英語を考えなくてもすむランドスケープのドローイングの課題をやったりして工夫していました。

今後のプランを教えてください。

在学中から働いている今の職場でこのままPost-Study Work Visa (open) を取得してからも働き続け、最終的には永住権を取得して、その後もこの園芸というフィールドで存分にチャレンジしていきたいと思っています。
_中山さん3

海外で働きたいけど踏み出せない人に対して一言

人って迷っている状態の時は本当は既に気持ちは決まっているんだと思います。行きたいな~と思っている以上、本心は行きたいはず。そう思っているのに実行しないのは『Why not?』という一言につきると思います。

※1 Diploma in Horticulture (園芸)Level 5 について
園芸と造園分野へ進むための足掛かりとなる知識や技術を習得するためのプログラム。

インタビューを終えて

育美さんはとてもおっとりした雰囲気と優しい話し方、ですが芯はしっかりとある自分を持った本当に素敵な女性です。
Palmersというガーデンショップの中でもオークランドの高級住宅街と言われているRemuera(リムエラ)の店舗で勤務されており、お仕事をとても楽しんでいらっしゃる様子がお話しするたびに伝わってきました。
今後益々のご活躍に期待します。

PalmersのHPhttp://www.palmers.co.nz

店舗情報:Palmers Remuera 176 Shore Road Remuera Auckland
New Zealand
中山さんが通われていたRegent InternationalのHPhttp://www.regent.ac.nz/